自腹じゃないバスツアーも二日目。そして最終日。
初日は長時間座りっぱのバス旅ってこともあってやけに疲れてしまった。
晩飯を食べた後は温泉に入る気にもなれず部屋に入り浸って爆睡。起きて気付いたのは深夜の4時前だった。
せっかく温泉きたんだし..ってことで朝風呂に入る。
そして、そのあと和倉温泉街をブラブラと早朝散歩してみることにしたんだ。
今日はその辺りから話を進めていくとしよう。
※2年前に行った時の記録です..
バスツアー2日目
和倉温泉で朝を迎え、ブラブラ散歩しに行く
温泉卵販売所。
早朝だから販売してなかったけど、和倉温泉じゃ温泉卵が名物のようだ。
ん、オーソドックス過ぎだって?まあ気にすんな。
「わくたまくん」というゆるキャラ。
見知らぬ土地で朝日を拝むっての悪くない。
さて、そろそろ戻るか。
輪島の朝市にて
バスツアー2日目は輪島の朝市見学からスタート。
まあ、見学というよりはお買い物だな。
俺的には眠いし疲れてるしで朝市見学なんかしたいと思わなかった。
ってか買い物に興味ないし、そもそも誰かに土産渡すっつー習慣がないんだ。
漁港街ならではの新鮮な干物。
朝市露天を商っている人の多くはおばあちゃん連中だったのもちょっとした驚きの一つ。
これには一応の理由があって、
輪島は漁港街だから男手は海に出て、女手は町に残って魚を売る..という分業文化がかつて存在していたんだ。
で、それが今だに続いてるのはシンプルに若い働き手が少ないから..って理由らしい。
高齢のおばあちゃんが働いてる様子を見てると大変だなぁ..と思ったな。最初はね。
でも、よくよく考えるとボケて施設でお遊戯..なんてよりは良い気もする。
年取っても現役で働ける場があるわけなんだから。
能登名物、キリコ会館
朝市から近くに「キリコ会館」って建物があって、そこでキリコ見学をした。
キリコってのは、ひとことでいえば巨大な切子灯籠のこと。祭礼用大道具。
他の地域でもキリコ灯籠は使われてるけど能登のキリコ灯籠は無形文化財に指定されるほど有名であり、規模も大きいんだ。
そんな本来は祭り時しか使わないキリコだけど、倉庫にしまっとくよりは会館作って展示しとけば、年中人が見にきてくれる。
しかも、閲覧料も取れるわけだからダブルで美味しい。
これ考えた人、なかなかなアイデアマンだよ。
高さ2メートルくらいのミニキリコから15メートルを超える巨大キリコまで存在してるキリコ。
上の方にはバカ殿みたいな人形が乗っかっていた。実際に人間も乗るのだろうか?
白米千枚田〜昼飯
白米千枚田という手植え田んぼ。
名勝ってことで良い景色ってだけでやたらと有名になった田んぼ。うん、良い景色!
すず塩田村。
ここで昼飯休憩を取る。
わけなんだけど、飯の前に塩の作り方講義を受けることとなった。時間にして40分ほど。
腹減ってたからね、早く飯食いたくて仕方なかったよ..。
熱心に塩講義する親父さん。
塩田村では昔ながらの工程で塩を製塩してる。
海水を地面に撒き、染み込んだ土を釜にくべて結晶化させる..という実に手間ひまかかる方法だ。
出来上がった塩はまろやかな甘みを帯びる。
そんな塩田村の塩だけど、鉄腕ダッシュで取り上げられたことがあって、放映された翌日から数日間で通常の半年分の塩が売れてしまったそうだ。
こういう話を聞くと、テレビ宣伝の効果のすさまじいさがよく分かるな。
海を眺めながら焼肉弁当を食う。グチャモグ..
禄剛崎灯台。
良い景色なのは認めよう。でも、タダで見れるところ回っても有り難み皆無だなこりゃ。
バスツアーの最終地は見附島
なんか忙しない気分一杯な旅も、最後の観光地は「見附島」っていう島見学で締めくくることとなった。
見附島は別名「軍艦島」。
その名のとおり、たしかに軍艦に似ている。
俺的には人の顔にもみえてしまう。
えんむすびの鐘。
軍艦島だけはインパクト弱いんで、カップル向けに縁結び用モニュメントつくってみた!的なものだな。
◼︎その後..そのまま金沢駅に向かって帰路へ
金沢駅に到着したら何する?あとは電車に乗って帰るだけ。
ラーメン休憩したあと車内ではグースカ寝入って気付いたら大阪駅。単純なもんだ。
最後は買ってきた土産物も紹介で締めくくるとしようか。
いやなに、ケチな俺だけどちょっとくらいお金を落とすこともあるさ。
GETしたのは、
キリコ会館で買ったお箸で作ったミニキリコと塩田村の能登揚げ浜塩。
どちらも他人にはやらない俺個人の土産。
ミニキリコはいかにも手製って感じがして賛否ありそうだけど、どっか施設で作ったとかだったから買ってみた。
塩田村の塩は、よく覚えてない。流れで買った。
以上で、奥能登半島一周のバスツアー記録はおしまい。
たった二日の短い旅だったけどわりと濃密な旅行を楽しむことが出来たよ。
能登半島はのどかで良い場所だった。
いやま、そりゃ派手なレジャースポットこそないかもしれんけど、俺としちゃこのノンビリと時間が進む空気感は実に心地良く感じられたよ。
だからまた再び出向きたいと思ってる。
そん時は、バスツアーじゃなくカブで単独旅行するつもり。
ツアーでは行くこと出来ないようなマイナースポットにも行ってみよう。夢は広がるぜ!
おしまい