元祖日本一長い吊り橋、谷瀬の吊り橋(奈良県十津川村在)を渡る

谷瀬の吊り橋とは奈良県十津川村にある生活用鉄線吊り橋のこと。
長さ297.7m、高さ54m。

完成した1954年から1994年に至るまでは日本一長い歩道吊り橋でしたが、同年茨城県に竜神大吊橋が出来たことにより日本一の座を譲り渡すこととなります。
(なお、竜神大吊橋も2015年12月、静岡県三島市に出来た主径間長400mの箱根西麓・三島大吊橋の存在により本州一ではなくなりました)

そういった事情から、現在谷瀬の吊り橋が日本で何番目になるのか?は定かではありませんが、かつて日本一だったのは確か。
今回はそんな由緒ある橋を求めて十津川村まで行ってみました。

・目的地名称
谷瀬の吊り橋

・所在地
〒637-1106 奈良県吉野郡十津川村谷瀬

・地図

谷瀬の吊り橋を目指す

上)168号線をずっと南下していきます。
下)切り崩される山。

やな漁が体験出来るのか。ふむふむ..
しかし、まことちゃんがマスコットキャラに選ばれたのはなんで?
(と思い、調べてみたら作者の楳図かずお先生の出身が奈良県五條市だった)

お、見えてきた。
あれが「元」日本一の吊り橋、谷瀬の吊り橋か!

到着次第、とりあえず記念撮影。
撮ってくれる相手がいないのでコーラを置いといた。

ご覧のとおり、日本一の文字がありますが、上でも書いたように1994年(平成6年)に茨城県の竜神大吊橋が完成したため、厳密には文句ナシ日本一!というわけではなかったりします。
ただ、「生活用」の鉄線吊り橋としては未だ日本一のようでして、そのことは看板にほんのり記載されてました。

吊り橋を渡る前に注意事項を読んでおこう。
なになに?一度に20人以上渡れないって?
うーん、団体客とか来たらすごい待たされそうだ。

それでは橋を渡ってみる

いきます。

ズンズン..

唐突だけど、ここいらでちょっと勉強を。(←え?)

下の河川が水量のわりに妙に広いのには理由がありまして、かつて明治時代の中ごろまではこの下で生活が営まれてたのです。

しかしながら、1889年(明治22年)に転機が訪れます。
ここら一帯を壊滅的な大洪水が襲ったため、多くの住人はその生活拠点の移転を余儀なくさせられてしまったのです。
※画像は数年前撮ったもので洪水とは関係ないですx

被災した人達3000人余りのうち2489人の方が移住を決断。
候補地としてあがっていた北海道のトック原野という場所に入植し、のちに新十津川村(現在は町)と名前を改め今日に至ります。

詳しい内容は以下ページで。
http://www.town.shintotsukawa.lg.jp/kanko/detail_sp/00000530.html

ちなみに北海道へ移住後も当然困難が待ち受けてるわけですが、その時の様子や情景を書き綴った小説が「新十津川物語」。
NHKドラマにもなった有名な作品なので興味あれば一度どうぞ。

なんかのメッセージ発見。

渡ったらそこには駄菓子屋みたいな店があってちょっと休憩できるようになってました。

すぐ戻ってきて、傍にあるお土産兼食堂で小休憩することに。

ん、なになに生いも串こんにゃく??
しかも100円ってこらまたえらい安いでんがな。

ってことで、生いも串こんにゃくを食してみました。

パクパクムシャムシャゴックン
ハフハフうめっうめっ
甘辛味噌が効いててこりゃちょっとしたオヤツだな..

値段は納得の100円ポッキリ。
リーズナブルで味わいも良し、こいつはおススメです!!

以上、谷瀬の吊り橋を渡ったという話はここまで。
往復しても数分程度なので観光目的に来てもこれだけじゃちょっと弱いなーと思わんでもなかったな。
でもまあ、十津川村自体は日本一大きな村なのでまだまだ隠れたスポットは一杯あるはず。
じっくり腰を下ろして散策すればまた何か面白い発見がありそうです。

しっかし、気付いたら今日はもう26日。
あともう少しで8月が終わると思うと寂しい気持ちがこみあげてきました。
体調は今ひとつだけど、終る直前にどこか行っとこうかな?

おしまい

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