先日、京都宮津市からの帰り。
船井郡京丹波町(旧瑞穂町)にある質志鍾乳洞公園という所に立ち寄ってみた。
悪天候だったので雨宿りついで..という意味もあったけど、客足が少なく洞窟内をじっくり見れたのはちょっとしたラッキー。
まあ、そんなわけでちょいと紹介しておきます。
質志鍾乳洞公園の概要
京都市唯一の鍾乳洞が見れる公園。
鍾乳洞探検のほかキャンプ、バードウォッチング、ハイキングなども併せて楽しむことが出来る。
■HP
■所在地
〒622-0315 京都府船井郡京丹波町質志
■アクセス地図
173号線、綾部街道沿いに質志鍾乳洞公園への入り口があった!
GWにも関わらず観光客はとんといないようで駐車場はがら空き。まあ、天気悪いし仕方ないか。
カブよ、寂しいだろうがしばらく待っといておくれ。
ってなわけで、公園へ向かう。
立て看板。
鍾乳洞へ入ろうが入ろまいが存在してるだけで料金が必要だと?
こいつは手厳しい。
料金を払おうにもプレハブ小屋は誰もいない。
入場券は事務所でお買い求めください、とのこと。
物々しく伸びた針葉樹林に圧を感じる。
管理事務所。
中に入ると親父2人が談話してた。切符一枚下さいというとハイハイといって渡してくれた。
料金は、、520円。
この金額が高いか安いかについては、これからの散策結果により忌憚なく述べてみることとする。
鍾乳洞への入り口はちょっとした林道階段を上ったところ。
急な階段なんでけっこうキツい。
ぜハゼハ言いながらも到着。
ここから先は迂闊な判断は許されない。
息を整え、神経を落ち着かせないと思わぬ危険に巻き込まれてしまうだろう。
お遊び気分などもってのほか。
鍾乳洞とはそういうところなのだ。
質志鍾乳洞内部へ..
(アムロいきまーす)
黄金柱?
岩戸唐滝??
ジ..と見てると地蔵が浮かんできた。(気がした)
コケか植物だろうか?
いずれにしてもこのような陽のないところで植物が育つとは..。生命の神秘を感じさせられる一場面である。
この質志鍾乳洞が発見されたのは昭和二年。
発見当初は鍾乳石や石筍(せきじゅん)など数多くあったそうですが、現在はほぼ破壊されてしまい見ることが出来なくなったとのこと。
長い期間を経てでしか育たない自然の産物も人間の手にかかれば一瞬。ただただ嘆かわしい。
中間地点に着くと先(深部)へ潜るための梯子が備え付けられていた。
飛行石が騒いでおる..。
自然物を揺り起こしてしまったことによる自責だろうか?
深部にはお供え物がそえられていた。
感想
実のところ、ここ質志鍾乳洞へ訪れたのは今回が2度目。
前回訪れた時は、梯子から深部への道が閉鎖されていたため520円を払ったにも関わらず消化不良な結果に終わった記憶。(だからその時は、もう終わり??ん~なんだかな..って気持ちで一杯だった)
でも、今回は深部まで潜ることが出来たんでちょっとだけ感想は変わりました。
洞窟内部は総延長52.5m、高低差25.1mの竪穴式。
入り口から洞窟内を一通り見て回るのに要する時間は15〜20分くらいで、それほど長く険しいものではないけど、梯子を下って深部へ向かう最中は紛れもなく探検気分を味わえました。
なので520円という金額は、まあアリかな?といったところです。
あと余談ですが、梯子を下ってると後ろから親子連れがやってきて、子供が泣き出して引き帰す羽目になってました。
洞窟内は薄暗く、ショッカーの秘密基地的雰囲気も漂ってるし、なによりゴツゴツドロドロした景観は子供には刺激が強すぎたのかもしれんね..。
ただ一言、途中で引き返してはやはり勿体無い。
深部に潜ってこその鍾乳洞。梯子から先に価値がありますよ。間違いなく。
以上
過去写真とか
こういっちゃなんだけど京丹波もけっこうな秘境地帯。
静寂が途方もなく漂ってます。
当時の園内には「不老長寿の水」という湧水スポットがあり、側にマグカップが置いてあって自由に飲むことが出来ました。
でも、今回寄ったらマグカップの存在もなく立て看板もなくなってた。(勘違いでなければだけど)
家へのお土産に持って帰ろうと思っただけにこれはちょいと残念。
バンガロー。
近くでは大学生と思わしきリア充グループがバーベキュしてた。腹減ったので帰ることにした。