カブ90のオイル交換実践記録

どうも、半月ぶりの投稿です。

盆休みで少々時間が空いたので、久々にマイカブ90さんのオイル交換をやってみることにしました。
なので、今回はその辺の様子を紹介してみたいと思います。

「オイル交換?そんなん知ってるわぃ!」

ってくらい難しい作業でもないですが、知らない人もけっこういると思うので参考の一助になれば幸いです。

オイル交換にあたり用意したモノ

カブのオイル交換1

①新品4サイクルエンジンオイル HONDA ULTRA G1
②エーモン 「ポイパック」
③メガネレンチ(17mm)
④軽量カップ
⑤オイルを買った時にオマケでついてきたノズル

その他、手が汚れるのでビニール手袋を用意しました。

順番に説明していきますと、
入れ替えに使うオイルはバイク用の4サイクルエンジンオイルです。カブ90はホンダ社のバイクなのでオイルもホンダ社の「ULTRA G1」を使用しました。
「ULTRA G1」はオイルのグレード的には下の部類ですが、HPを見る限りでは50cc~125ccクラスのバイクの場合はG1で十分のようです。

参考ページ:http://www.honda.co.jp/motor-parts/ultraoil/ultraoil_st4/

エーモンのポイパックは廃オイルを処分するためのパックです。
古いオイルはそのままの状態で捨てると法令違反になってしまうので、廃オイルが拡散しないようにしておく必要があります。
裏ワザとして段ボールとトイレットペーパーでオイルパックを自作するという手もありますが、今回は記事紹介もかねてるのでちゃんとした製品を買ってみました。

メガネレンチと軽量カップについては、どちらも100均ダイソーで買ってきた安物です。

交換までの主な流れ

古いオイルを抜く

新しいオイルを注入する

2サイクルエンジンの場合はオイルを補充すればOKですが、カブ90は4サイクルエンジンなので古いオイルを抜く作業が必要となります。
この点は少し面倒ですね。

古いオイルを抜く

カブのオイル交換

まず、廃オイルの「受け皿」となるエーモンのポイパックをセットします。

P8121072

置く場所はエンジンの真下。

カブのオイル交換2

それでは次、
廃オイルを抜くためにボルト(ドレンボルト)を緩めるわけですが、これが少しわかり辛い場所にあります。
いやまあ、分かり辛いってほどでもないですが、マトモに見ようものなら真下から覗きこまなければなりません。
マフラー側から下を見ると、大き目のボルトが垂直方向にボコッと突き出てるのがそれです。
反対側にある斜めについたボルトは回しちゃ駄目、絶対。

P8121088

これ!

カブのオイル交換3

17mmのメガネレンチを使います。
メガネレンチでなくとも回すことは可能ですが、場所的にメガネレンチが一番楽だと思います。

P8121073

ボルトがある程度緩んだら手で回して抜き取ります。
その際、直に触るとオイルで手が汚れてしまうので手袋的なものを装着しとくのがベターなんですが、直前まで走ってた状態だとオイルが熱くなってて火傷する可能性があるのでこの点は要注意です。

P8121076

黒々とした液体が廃オイル。
空っぽになるまで5~10分くらい放置しときます。

廃オイルを抜き取ったらポイパックを付属の結束バンドで口をしっかり閉めて完全に密閉させます。
こうすることで、可燃ゴミとして処分することが可能なのですが、住んでいる自治体によっては駄目という所もあるので確認は必要です。

新しいオイルを注入する

さて、いよいよオイルの補充作業に突入です。
ドレンボルトを再びセットし直し、新オイル「ULTRA G1」を準備します。

カブのオイル交換4

エンジンオイル量と書かれたシールとその下のツマミ(ここを開けてオイルを入れる)

全容量 0.8L
オイル交換時 0.6L

全体的な容量としては0.8ml入りますが、エンジン内のオイルというのは抜いても抜ききれるものではなくどこかしらで留まっているものなので、少しゆとりを持って入れるのがポイントのようです。
だから交換時には0.6L(という解釈で良いのかな?)。

カブのオイル交換6

オイルを軽量カップに注ぎます。
サイズ的に600mlいっぺんに入らなかったので2回に分けて入れることにしたのですが…ここでちょっとした誤算が発生します。

カブのオイル交換5

その誤算とは..

入れるの無理やん状態

でした。
長さが全然足らないんですね~。
これは迂闊だった!

P8121080

しょうがないので、
オマケでついてきたノゾルを使って足し入れすることで対処しました。

ちなみにこのノズル、微妙にサイズが大きかった。

P8121082

合計0.6L分補充したら、それで概ね終了。
最後、オイルゲージを確認してオイルが適量入ってるかどうかをチェックします。

オイルゲージの見方

P8151090

オイル注入口のツマミそのものがオイルゲージになってます。
これを一度抜き差ししてエンジン内のオイル量が適正範囲(写真の例でいうと、線の範囲内にオイルの付着跡があれば適性範囲)にあるかどうかを調べておく必要があります。

オイル量が適量下限線より下の場合はオイルを足す必要があります。
オイル量が適量上限線を越えて付着してた場合は、エンジン内の余剰オイルを抜き取る作業が必要となります。(これは、はっきりいって面倒な作業です)

今回のオイル交換においては、おおよそ真ん中辺りにオイルのギラつきがあったので問題はナシでした。

オイル交換に費やした費用

・HONDA ULTRA G1 約1000円
・エーモンのオイルポイパック 約250円
・17mmサイズのメガネレンチ 100円
・軽量カップ 100円

合計1450円+税。

いつも行っているバイクショップだと1200円でオイル交換をやってもらえるので、費やした金額は割安どころか割高となりました。
ちょっと残念です..。

しかし!
次回からは少しだけ安くなっていく見通しです。

G1の容量が1Lなので、一回の交換時に600mL使用すると仮定すれば、G1を2本買ったらおおよそ3回分オイル交換が出来る計算です。
細かい計算は省きますが、自前でオイル交換を続けていけば一回辺りだいたい600円~700円くらいでオイル交換出来るようになります。

ショップに任せるのも十分アリ!

しかしながら、自前でオイル交換するにあたって問題点もあります。それは、、

廃オイルの処分をどうするか?

です。

今回はエーモンのポイパックを使いましたが、交換時に出た廃油(古いオイル)は自治体によってはポイパックを利用しても回収不可のケースもあるとのことです。そういった場合は、別の処分方法を検討しないといけません。

バイクショップやガソリンスタンドに持ち込めば引き取ってもらえるとは思いますが、ただし「有料扱い」になることも十分考えられます。
どうせ有料で引き取ってもらうのなら、最初からショップに頼んでおいた方が世話ないっちゃないですね。

自前交換にかかる手間暇プラス廃処分にかかるコスト…
この2点の煩わしさを考慮すると、素直にショップに頼むというのも全然アリだと思います。
というか、むしろこんな面倒なオイル交換を1000円前後でやってくれてた近所のショップはなんて良心的だったんだ!と、今回の作業を持って改めて思い知ることとなりました。

おわり

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