生野銀山へ…前編。【朝来訪問記録】

2015年度朝来散策記録も今回で三回目。

神子畑選鉱所(みこばたせんこうしょ)は鉱山関係の施設跡地でしたが、次なる目的地は鉱山そのもの。場所は生野銀山というところです。

住所:〒679-3324兵庫県朝来市生野町小野33-5

生野銀山についての概要

生野銀山(いくのぎんざん)は、兵庫県朝来市(但馬国)に開かれていた戦国時代から近代にかけての日本有数の銀山である。明治新政府が日本の鉱業(鉱山・ 製鉱所)の近代化を確立するために最初に官営(直轄)鉱山とした模範鉱山である。
(中略)
昭和48年(1973年)に閉山されるまで、その間に掘り進んだ坑道の総延長は350km以上、深さは880mの深部にまで達しており、採掘した鉱石の種 類は70種にも及んでいる。
(一部wiki抜粋)

歴史

807年(大同2年)発見?
1542年(天文11年)開坑スタート、1567年(永禄10年)に日本最大の鉱脈が見つかる
1600年(慶長5年)徳川家康により但馬金銀山奉行が配置される
1716年(享保元年)「生野代官所」設置
1868年(明治元年)日本初の官営鉱山(政府直轄)化。この頃「お雇い外国人第1号」のフランス人技師ジャン・フランソワ・コアニエを鉱山師兼鉱学教師として雇う
1889年(明治22年)生野鉱山と佐渡鉱山が皇室財産に移され、宮内省御料局の所管に
1896年(明治29年)三菱合資会社に払い下げ
1973年(昭和48年)閉山
1974年(昭和49年)観光施設として(株)シルバー生野が開業

生野銀山に到着

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手前に見えるのが代官所門。
入場ゲートです。

入場料金
大人:900円
中高生:600円
小学生:400円(小学生未満は無料)

生野銀山観光HP:http://www.ikuno-ginzan.co.jp/

僕、小学生!と冗談でも言おうものなら通報されてしまいそうなので、ここは素直に大人料金を支払って入場しました。
しかし、900円..。けっこう高いですね。

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やけにリアルな人形がノミをもって採掘作業を行っていました。

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吹屋資料館。
いちおう入ってみる。

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奉行様と奴隷っぽい人形がありました。

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こちらは生野銀山資料館にて展示されていた写真。
カイジの地下みたいに過酷な環境で働いていたことがなんとなく想像つきますが実際はどうなんでしょう。

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当時の若者たち。

彼らも仕事が終わったら太陽族みたいな格好をしてブイブイ遊んだりしてたんだと思うとなんだか胸に迫るものがあります。

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敷地内の全貌。

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さて、これから坑道の中に入るわけですが、その前には外人さんの銅像に挨拶をしておきました。

この外人さんこそが生野銀山のは神的存在、ジャン・フランシスク・コワニエ(1835年 – 1902年6月18日)という鉱山士さんです。
コワニエさんはフランスより招聘された御雇(おやとい)外国人技師のひとりだそうで、生野銀山の近代化に尽力を尽くし、そして日本各地の鉱山調査を行ったということです。
鉱山会のアインシュタイン的存在といったところですね。

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金香瀬坑道入り口。
なんか仮面ライダーかなんかの悪人アジトみたい。

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「入口の石造りの坑口は明治初期鉱山の近代化のためフランスより招聘されたジャン・フランソア・コワニエが建築したフランス様式の坑口である」

はぁ..。

PB051071 (2)

案内板によると観光坑道の長さは約1000mの見学コースで、温度は年間を通じて約13度とのこと。

しかし、おおよそ1Km!というのも凄いですね。
かつて川西市にある多田銀山というところにあった坑道跡地にも入ったことがありますが、そちらはせいぜい50mくらいのものでした。
単純規模にして20倍。
はたして帰ってこれるかどうか不安です。

後半に続く!

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